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 究極のアミノ酸飲料・甘酒

 非常に栄養価に富んだ食品なのに、普段、私たちが あまり口にしないものがあります。そのひとつが年末 年始などに飲む甘酒です。

 小泉武夫さんの新刊『発酵は錬金術である』(新潮 選書)で、甘酒の素晴らしい効用が書かれていました。 甘酒の能書きは、以下のようになります。

<甘酒には、(大量のブドウ糖だけでなく)なんとビタ ミンB1、B2、B6、パントテン酸、イノシトール、 ビオチンなどすべてのビタミン類が入っていたのであ る。それも、すべて天然型のビタミンなので、体に効 率よく吸収される。>

<さらに驚くべきことに、甘酒には必須アミノ酸や一般 アミノ酸などすべてのアミノ酸が大量に入っていること がわかった。>(『発酵は錬金術である』)

 小泉さんによると、ブドウ糖、ビタミン、アミノ酸が すべて入っているものは、現代では、病院の点滴液が代 表的です。甘酒は、いわば、究極のアミノ酸飲料です。

 江戸時代には、夏に亡くなる人が多かったので、薬と して夏の甘酒が流行したようです。

 というわけで、早速、森永(モリナガ)の甘酒を買っ て飲んでみました。確かに、朝の冷えた身体が、芯から 温まっていくのが感じられました。

 改めて成分表示を見ると、190MLでおおよそ130Kcal、 たんぱく質約2.5g、炭水化物約30gといったところでし た。アルコール分は、1%未満です。

 今後、僕がちょくちょく甘酒を飲むことになるのは、 間違いありません。極端な話、甘酒さえあれば、生きて いけそうなくらいです。

山田宏哉記

P.S. たまごっちの次は、甘酒の時代です。

2005.12.6

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