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 「頻度」を抑えて、「期間」を延ばす

 これまで何度も書いてきましたが、僕は、アルバイトを掛け持ちでしています。

 主とした理由は、収入源を分散させて、リスクを回避するためです。  これは、「卵をまとめて運ぶな」という諺(ことわざ)通りです。

 複数の収入源があれば、どれかひとつが駄目になっても、次の仕事を見つけるまで、何とか金銭的に持ちこたえることができます。

 だけど、実は、掛け持ちには、もっと大きな副産物がありました。  それは、「期間」に対して同時に種をまける、ということです。

 人間は、頻度より期間を重視します。

 例えば、「キックボクシングを3年間やってきました。」と言えば、何となく強そうに聞こえます。

 その際、普通の人にとっては、ジムに通うのが、一週間に2回だろうが4回だろうが、大して関係ありません。

 週6でキックボクシングのジムに1年間通った人は、週2で3年通った人と同じ時間をキックボクシングに注ぎ込んだにも関わらず、「キックを1年やっていました」ということしかできません。しかも1年という期間では、何だか弱そうです。

 反面、キックボクシングのジムに週2、空手の道場に週2で3年間、通う人は、「キックを3年やっていました。」と言うことも、「空手を3年やっていました。」と言うこともできます。

 ですので、おそらく同じ時間を注ぎ込むなら、「頻度(と一回あたりの時間)を抑えて、期間を延ばせ」というのは、時間の有効利用のための鉄則です。

 そのためには、(本当に生きがいとなるもの以外は)一筋に打ち込むより、掛け持ちで同時に多箇所に種をまいておいた方が有利なのです。

山田宏哉記

P.S. 何だか男女問題にも応用できそうですね。

2005.12.6

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