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 首をすわらせる

 首のストレッチに関して、一般的ではあるけれど、「やり方に気をつけた方がいい」「やり過ぎない方がいい」というものがあります。  

 具体的に言うと、「頭部をグルグルと回す」「首を左右にコキッ、コキッと倒す」ストレッチです。僕を含めて、無意識のうちにやっている人が多いでしょう。  

 これらのストレッチは、やり過ぎると、普段から首から上が微妙に傾いてしまう可能性があります。  

 いわゆる、「斜に構える」「首をかしげる」状態になってしまいます。  しかも、本人にとっては、それが自然なので、首から上が曲がっていることに気がつかなくなります。僕も注意されて初めて気がつきました。   

 また、華麗な動作は、首から上にも軸が通っていてぶれません。  安定感があって、首がすわっています。  

 頭を振り回すような動きは、演技としてやるならいいのですが、不安定で無駄が多い動きです。「頭部をグルグルと回す」ストレッチをやっていると、その頭部を振り回す癖がつきやすくなります。

 ですので、首のストレッチで僕が自信を持って勧められるのは、以下の3パターンになります。 

 1.両目を水平状態に保ったまま、首をねじって後ろを振り向く。 

 2.後頭部で両手を組んで、首の裏筋を伸ばす。 

 3.ブリッジ系のストレッチ。 

 寝るときも、体側を下にして寝ると、どうしても首から上を傾ける癖がつきやすくなります。いずれにせよ、頚椎(首の骨)は、あまり左右に倒さないように心がけた方がいいでしょう。

山田宏哉記

P.S. 他人の首をつかんで振り回すのは、もっといけません。

2005.12.16

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