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 声と文字の違い/恋愛論の達人2

 先日の恋愛論講釈の続きをしてまいりました。

 僕は、「声(電話を含む)で伝えるか、文字(メール、手紙など)で伝えるか」ということを、重要視しています。これは、得てして僕が、書き言葉の側にいることと、無関係ではありません。

 以下、僕が彼と話しながら言ったことを軸に、僕の発言を再現しておきましょう。

 まださほど親しくない女性を文字で誘うと重いんですよ。 イエスかノーでしか答えようがないですから。 文字で誘うのは、2回まで。それ以上は、迷惑になる。

 食事に誘うなり、映画に誘うなり、何でもいいですけど、雑談の延長線上にあるのが、いいんですよね。

 「僕もアップルパイ大好きなんですよ。そういえば、麻布においしいアップルパイのお店ができましたね。よかったら一緒に食べに行きませんか。」とか。

「あの映画いいですよね。そういえば今度、公開されますよね。じゃあ、一緒に見に行きませんか。」とか。

 雑談の中で誘ってしまえば、相手がちょっと困った顔をして「うーん…」と迷っているようだったら、一旦、話題を別のところに振ればいい。これなら、お互いに気まずくもない。

 声で誘うのと、文字で誘うのでは、絶対に声で誘った方が、うまくいく確率が高い。

 逆に、文字で伝えた方がいいのは、「お礼」や「感想」だよね。 「昨日は、あなたに会えて楽しい時を過ごせました。」というようなことなら、文字で伝えた方が効果ありだよね。

山田宏哉記

P.S. さすが、口だけは一人前。

2005.12.16

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