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 自分の話は、小見出しに/恋愛論の達人4

 僕が恋愛論指南(?)をしている男性の話の続きです。

 彼は、「お詫びのキャンディ」に対して、お礼の手紙を書いたようです。  しかも、キャンディの1個か2個に対して、10行。  便箋にしたためて、直接本人に渡したそうです。

 詳しい内容は聞いていませんが、どうも彼自身、渡した後で「しまった」と思うようなことだったようです。

 ともあれ、ひとつ、彼に新たな提案をしておきました。

 それは、「好きな女性に対して、自分の話をする時は、小見出しにすること」です。

 男女の機微においては、自分のことは、聞かれる前からベラベラ話さない方がいいのです。特に自慢めいた話が長くなると、一気に興が冷めます。(全く、自分自身に言い聞かせたいね。)

 「もっと、この人のことを知りたい」と思わせる程度に留めておくのが賢明です。週刊誌の連載と同じです。

 僕の判断では、色気のある男性の魅力には、ある程度、謎めいた部分が必要です。

 言い換えれば、「誰にも見せない顔」を持ち続けることが大切です。  これがないと、軽薄すぎて、飽きられてしまうのだよね。

 どんなに親しくなっても、知り尽くすことはできない、と言うのかな。『オペラ座の怪人』みたいなものです。

山田宏哉記

P.S. まぁ、僕としては、彼が後悔しないような方向に持っていくことを最優先にしています。

2005.12.21

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