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 セイフティな関係/恋愛論の達人7

 僕が恋愛論の奥義を口伝(?)している男性の話の続きです。

 彼が極端な行動をとってしまったことに対して、「これは際どい行為かな、と感じたら、予め他の異性の方に相談したらどうか。」と提案しました。彼は、「やっぱり、ワン・クッションおかないとダメですね。」と洩らしました。

 これには、もうひとつ理由があって、どうも彼の言動には、少し「女性に飢えた感じ」がするからです。

 「女性に飢えた感じ」がする男性というのは、単に惨(みじ)めである、とかそういう次元の問題ではなく、女性に対してとても迷惑で失礼なのです。

 だから、恋愛感情抜きで(も)、本音でおしゃべり等を楽しめる異性の友人(?)を持つことは、とても大切です。

 何より、余裕が生まれます。

 「狙った獲物(女性)は逃さない」というようなタイプの男性はせいぜい二流止まりでして、一流の男は、余裕があるので「好きにしていいよ。」と言えるのです。

(そう言えば、実に9年前から、お世話(?)になっている人がいるなぁ。好きかと言えば、当然、好きだし、大切に考えているけど、熱い恋心を抱いているかと言えば、違うよね。家族みたいな感覚です。)

 今は、昔の恋人にあれこれ相談したりする人が多いようですが、気心が知れている異性の存在というのは、ありがたいものです。僕は、「セイフティな関係」と呼んだりします。

 うむ。彼に不足していたのは、「セイフティな関係」の女性だったのです。

山田宏哉記

P.S. 次回からは、「恋愛論の達人」改め「恋敗論の達人」になるかもしれません。 

2005.12.24

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